今回は、ピーリングについてご紹介します。
美肌ケアとして人気を持ち、美容皮膚科で受けられる「ピーリング」をご存知でしょうか?
「ピーリング」とはどういったものなのか、メリット等も合わせて紹介するので、ぜひご参照ください!
「ピーリング」とは?
ピーリングは、皮膚が傷ついた部分を自分の力で治す「創傷治癒(自然治癒)」の力を利用した皮膚再生術のひとつです。
人間の皮膚は、肌の表面から角質層、表皮層、真皮層の3つの層に分けられており、常に新しい細胞が産生されることで古い角質が排出されています。
しかし、紫外線によるダメージや寝不足などの生活の乱れ、加齢などによってターンオーバーが乱れたり、古くなった角質が正常に排出されないことで新しい細胞が作られないことがあります。
健康な細胞が作られなくなると、肌はシミ・シワ・乾燥などの肌トラブルが起きてしまいます。
そしてピーリングとは「皮をむく」ということです。
肌トラブルを防ぐためにピーリングを行い、古い角質を人為的に剥がして排出(ターンオーバーを促進)するのです。
施術時は薬剤を使用し、その薬剤に含まれる微小な成分が肌に浸透していくことで、皮膚表面の余分な角質を剥がし除去してくれます。
古い角質が剝がされることで肌のターンオーバーが促され、トーンアップや毛穴ケア、ニキビケアなどの期待ができます。
「ピーリング」の種類
自身の肌悩みを解消して美肌に近づくためには、それぞれの施術が得意とすることを知り、最適な施術を受けることが大切です。
ここでは、美容皮膚科で受けられる主なピーリングの特徴について詳しくご紹介します。
【ケミカルピーリング】
美容皮膚科で受けられるピーリングの中では「ケミカルピーリング」という、さまざまな種類の酸を使った施術がもっともポピュラーです。
ケミカルピーリングでは、肌に酸性の薬剤を塗布して余分な角質を溶かします。毛穴に詰まってしまった角栓や、皮膚の表面に溜まった角質が剥がれ落ちやすくなり、新しい皮膚の再生が活性化されるのです。
ケミカルピーリングで期待できる効果は以下の通りです。
- ニキビ
- 肌のざらつき
- シミ
- くすみ
【浸透型ピーリング】
浸透型ピーリングは、従来の剥離型ピーリングに対して剥離による効果ではなく、薬剤を肌に浸透させることで、コラーゲンなどの増生によるアンチエイジング効果が期待できる施術です。
浸透型ピーリングで期待できる効果は以下の通りです。
- 肌のハリ感
- たるみ
- 小じわ
- 毛穴の開き
【マシンを用いたピーリング】
ピーリングでは、専用のマシンを用いて施術を行うこともあります。
例えば、水流の力で毛穴の汚れを洗い流す「ハイドラフェイシャル」や、レーザーで角質をはがす「レーザーピーリング」などがあります。
マシンを用いたピーリングで期待できる効果は以下の通りです。
- 毛穴の黒ずみ、開き
- 肌のざらつき
- ニキビ
- 肌のハリ感
- 保湿
「ピーリング」の効果4選!
ここまで、ピーリングの仕組みや施術できる種類などを紹介しました。
以下はピーリングの効果についてご紹介します。
- シミ、くすみ
- 毛穴の黒ずみ
- ニキビ予防、ニキビ跡
- トーンアップ
ピーリングを行うことで幅広い肌悩みの改善が期待できます。
普段のスキンケアなどでは改善が難しい悩みでも、古い角質を剥がす「ピーリング」で今までの悩みも解消されるかもしれませんね^0^"
「ピーリング」のデメリット
- やりすぎると逆効果
- 傷や肌荒れ中は刺激が強い
- 施術直後~2日ほどは乾燥しやすい
- 施術後は日焼けしやすい
ピーリングは回数を繰り返すことで効果が増大するともいわれます。
しかし、施術する期間が短いと古い角質は溜まっておらず、健康な角質を剥がしてしまう可能性があります。
また、ピーリングによって角質を剥がすことで肌の表面は今までより薄くなっている状態です。そのため乾燥しやすく紫外線などの刺激に過剰に反応してしまいます。
しばらく経ってターンオーバーが正常化することで水分を多く含んだハリのある肌に生まれ変わります。施術後2日ほどは施術前より丁寧にスキンケアをしてあげてください。
さいごに
今回の記事では美肌ケアで人気のピーリングについてご紹介しました。
いろんなスキンケアを試しても効果があまり分からない、紫外線が強い時期にしっかりケアをしたい、という方にはぜひおすすめです!
クリニックにより取り扱っている薬剤が違うこともあるため、事前に確認しておき、自分の悩みに合ったピーリングを選びましょう。
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