緑をインテリアに取り入れた生活には憧れるけれど、一人暮らしや不規則な生活ではお世話なんてできないと思っている方がたくさんいます。
また、観葉植物を購入したいけれど、種類が多すぎて何を選べばいいのかと困ることもありますよね。
植物の栽培に慣れていない方は、まずは栽培の手間がかからないものからはじめていきましょう。
今回は、観葉植物のプロおすすめの育てやすい観葉植物を10種類、初心者が室内で栽培するときのポイントとともにご紹介していきます。
初心者が室内でも育てやすい観葉植物
〇植物が好む日当たりは?
植物というと、太陽の光がないと育たないと考えがちです。
しかし、実際は直射日光が苦手で葉っぱが焼けて枯れてしまう場合もよくあります。
観葉植物は、直射日光や西日など強い日差しに長時間当たると弱ってしまうことが多いので、カーテン越しの光や少し日光にあたるくらいを好みます。
〇丈夫な性質は?
生命力が高く、厳しい環境でも枯れずに育つ観葉植物を「丈夫な性質」という表現することがあります。
具体的には寒さや病気、害虫に対する抵抗力が高いことを意味していて、つまりは観葉植物の初心者の方でも育てやすいことをあらわしています。
観葉植物の多くは、熱帯~亜熱帯の温かい地域を原産としているものが多いのですが、中には気温が0度くらいの寒さでも環境に適応して枯れずに育つものもあるんですよ。
〇水やりの頻度は?
インテリア性を重視した場所におくと、どうしても水やりが手間になりがちです。
そんなときは、乾燥に強い≒乾燥を好む観葉植物がおすすめです。
水やりの回数が減りちょっと水やりをさぼってしまっても生長にそれほど影響しません。
乾燥に強い性質や剪定の必要がない生長の遅い植物を選ぶようにすると安心です。
初心者にもおすすめの育てやすい観葉植物
1)モンステラ
深い切れ込みの入った葉っぱがエキゾチックなモンステラ。
その姿は、ジャングルに潜む怪獣を連想させます。
特に寒さに強いので、寒い地域の方でもインテリアに取り入れられますよ。
ミニ観葉植物から2mほどの大型までサイズのバリエーションが豊富なので、取り入れる場所によって選んでみてください。
2)パキラ
パキラは美容室やカフェなどでよく見かける観葉植物です。
1本の幹だけでも存在感はありますが、複数本の幹が編みこまれた苗木も魅力的ですよ。
日陰・日向のどちらでも元気に育つので、室内で気軽に楽しめる観葉植物として人気があります。
生長が早く剪定にも強いので、思い通りの樹形に育ててオシャレなインテリアにしてみてください。
3)サンスベリア
サンスベリアは独特の模様が入った葉っぱが勇ましい雰囲気をしている観葉植物です。
「虎の尾(トラノオ)という別名を持っており、魔除けの効果があるとされています。
外の空気が入るベランダや玄関におくのがおすすめです。
4)オリーブ
「平和の象徴」とされるオリーブの木は、もともとは巨木ですが、小型のものをインテリアとして楽しむことができます。
大型のものは日照不足により落葉し枯れてしまいますので室内管理には不向きです。
4号鉢以下の小型の苗木をインテリアとして楽しみましょう。
細くしなやかな枝が横に広がり、小さな葉っぱをたくさん付ける姿は、落ち着いた雰囲気がありますよね。
5)ポトス
明るい葉っぱの色合いがどのインテリアとも相性のよいポトス。
ツルを伸ばして生長することから、ハンギング鉢に植えて天井から垂らすとステキです。
また、日陰にも強く、たくさんの水を必要としないので、キッチンやトイレなど水回りに置く観葉植物としても高い人気をほこります。
6)テーブルヤシ
名前の通り、テーブルの上で気軽に栽培が楽しめるテーブルヤシ。
ほっそりとした幹や葉っぱがすずしい雰囲気をお部屋にプラスしてくれます。
直射日光が苦手なところも、室内で育てるならうれしいポイントになります。
ただ、4~9月の生育期にはたっぷりと水やりをしないと葉っぱが枯れ落ちてしまうので注意してください。
7)ガジュマル
ガジュマルは、幹がぷっくりとしている姿がユニークな観葉植物です。
2つとして同じ姿の木がないことから、オリジナリティーあふれるインテリアとして飾って楽しめます。
和洋どちらの雰囲気にも合うので、植える鉢にこだわるのがオシャレに取り入れるポイントです。
8)ユッカ・エレファンティペス
象の足のように肥大する幹が特徴のユッカ・エレファンティペス。
乾燥や日陰、寒さに強いと、あらゆる環境に順応するポテンシャルを持っています。
マイナス5℃程度までなら無傷で越冬しますので温暖地であれば屋外での管理も可能です。
「青年の樹」という呼び名の通り、シャープな先の尖った剣のような葉を元気一杯伸ばしている姿が印象的で、男性へのプレゼントに人気があります。
9)ドラセナ・マッサンゲアナ
別名の「幸福の木」の方が有名な観葉植物、ドラセナ・マッサンゲアナ。
開店祝いや新築祝いなど新たなスタートをきるときのプレゼントによく贈られますよね。
大型な観葉植物のイメージですが、手のひらにおさまるミニサイズのものもあります。
自分のお部屋に合ったサイズを見つけられますよ。
あたたかい場所であれば、日当たりの悪い室内でも元気に育つ丈夫さを持っています。
10)カポック
丈夫な観葉植物の代表格といえばカポック。
寒さ、暑さ、乾燥に強く、日陰にも負けずにたくましく育ちます。
また、型崩れしにくく剪定などのケアが少なくてすむのもポイントです。
手のひらのように広がる葉っぱがかわいらしく、オシャレな空間を演出してくれますよ。
大型のものをテレビの横に飾ったり、苔玉に植えてテーブルの上で楽しんだりと、自分好みの方法でインテリアに取り入れられます。
観葉植物を取り入れて、部屋の雰囲気を変えてみよう
室内でも育てやすい観葉植物といっても、その性質や見た目は様々。
それぞれの性質を見極めて置き場所を選ぶと、特別な手入れをしなくても元気に育ってくれますよ。
お気に入りの観葉植物がそばにあると、家に帰るのが楽しみになるかもしれませんね。
安らげるお部屋作りのインテリアとして役立ててみてください。
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